来談者中心療法とは


CARL ROGERS (Illinois 1902 - 1987)

来談者中心療法(クライエント中心療法)とは、

カール・ロジャース(ロジャーズ、とも言う)が提唱した療法です。

 

来談者中心療法、ひいては「傾聴」は

すべてのカウンセリング技法の基本となる姿勢です。

最初に身に着けておきましょう。

 

来談者中心療法のカウンセラーとクライエント

来談者中心療法では、技法よりもカウンセラーの人間観と態度を重視します。

 

問題行動を起こすクライエントは「自己不一致」の状態にあると言えます。

自己不一致とは、自分の理想と現実に違いが出ることから、

経験しているのに経験していないとすること。

または、経験していないのに経験しているとすることです。

 

例えば、エリート学生が「テストでは満点を取るべき」という自分の理想があり、

「結果は95点だった」という経験をしたとき、

周りに「テストを受けなかった」と言うのが分かりやすい例ですね。

 

来談者中心療法の目標は

クライエントの内側にある自分自身を成長させる力を信じ、

クライエント自身にありのままの自分を受け入れてもらうことです。

そのために、「積極的傾聴」を行います。

 

来談者中心療法の技法

カウンセラーはクライエントの世界をそのまま受け止めてくれる、

安全で自由な雰囲気の人間関係を作ることで、クライエントの変容を促せます。

 

積極的傾聴では、以下の技法を重視します。

  • 単純な受容
  • 内容の最陳述
  • 感情の反射
  • 明確化

 

単純な受容

相づちや頷きといった態度で

相手の気持ちを受容して聴いていることを示します。

最も簡単なことですが、するとしないとでは大違いです。

 

内容の最陳述

クライエントの話を簡潔に返すこと。

端から見ればオウム返しのように見えますが、

クライエントには聴いてもらえている感じがします。

 

感情の反射

クライエントが今感じていることを受け取って返すこと。

過去の感情よりも現在の感情に焦点を当てます。

 

明確化

クライエントが言葉にできない感情を

カウンセラーが感じ取って言葉にしてみること。

 

「こういうことですか?」と言葉にすることで、

「ああ、そうです!」とクライエントは

聴いてもらえている、理解してもらえていると感じます。

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2013年1月1日

カテゴリー:心理療法の種類

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